〇腰痛は温める？冷やす？どちらが正しい？

腰痛の対処方法

冷やす？温める？

腰痛になった時、温めるの？冷やすの？どっちがいいのか判断に迷った方は多いのではないでしょうか？

実はどちらも正解です。

はい、私も初めて聞いた時は「え？真逆じゃないですか？」と聞き返しました。

というのも教科書には「炎症があるので冷やす」と記載されているのです。

しかし、実際は損傷状態よって温める冷やすが変わります。

ここで誤った対処をしてしまうと、状態が悪化し、痛みが増加し改善期間が長くなる原因になりますので、正しい使い分けを覚えましょう。

判断のポイント

症状や原因によって違います。

腰痛にはさまざまな原因がありますので、適切な対処法を知り、腰痛改善につなげていきましょう。

 

【急性腰痛と慢性腰痛の違い】

急性腰痛とは

突然発症し、腰に激しい痛みを伴います。

一般的に「ぎっくり腰」と言われますが、医学的には急性腰痛です。

前かがみで物を持った時・くしゃみをした時・起き上がろうとした時、等々原因はさまざまですが、痛みの範囲は狭く、針で刺されたような痛みや、ズキッ・ビリッとする電気が走るような鋭い痛みが出るのが特徴で、海外では「魔女の一撃」と呼ばれる程です。

腰周辺の筋肉や関節、神経などにダメージがあり、痛みを感じる部分は熱を持つことが多いのも特徴です。

腰の安静も重要ですが、冷やす事で炎症が抑えられ痛みを和らげたり悪化を防ぐ効果もあります。

痛めた直後から体内では修復作業が始まりますが、安静にせずに負担をかけたり動かしていると修復作業が遅れたり慢性化の原因になってしまいます。

すると改善期間が長引いたり、再損傷の原因になりますので受傷後は腰を安静にすることが大事です。

 

冷やすメリット

・痛みの減少

・血管が収縮し、腫れや炎症をコントロール

・毛細血管の増殖

 

何で冷やすのがいいの？

自宅で冷やす場合は氷嚢（ひょうのう）が一番です。（適温10度前後に冷却可能な為）

ドラックストアやディスカウントストアなどでも簡単に手に入りますので、用意しておくとよいでしょう。

もし氷嚢が無い場合はナイロン袋を二重にしての代用がお薦めです。

「保冷剤で冷やしてもいいの？」

保冷材はお薦めできません。

氷嚢は10℃前後の適温に冷えますが、保冷剤では冷えすぎて温度管理が難しく凍傷の恐れがありますので危険です。

保冷剤に似た物で医療用冷却パックがありますので、こちらを使用しましょう。

 

冷やす時間

冷やす時間は約20分、その後40分～50分間隔をあけた後に再びアイシングを20分行います。

症状にもよりますが受傷後48～72時間（2～3日）はこのサイクルを繰り返すのが理想です。

お風呂に入ってもいい？

お浴槽に入り温めてしまうと悪化しますので、アイシング（冷やす）期間中はシャワーのみにしましょう。

慢性腰痛

3ヶ月以上前から「痛む→楽になる→痛む→楽になる」を繰り返している場合は慢性腰痛へと進行している可能性が高いです。

骨格・骨盤の歪みや筋肉のバランスが悪くなる事で、血行不良・筋肉硬化・神経圧迫等により痛みとして感じます。

「重だるい・苦しい・じんわり痛い・ズ～ンとした重苦しさ」などの症状を感じるのが特徴です。

慢性腰痛は血行改善する事により痛みが和らぐことが多いのが特徴です。

慢性腰痛の対処方法（根本改善ではありません。）

・40度程のぬるめのお湯に入浴し、じんわり汗が出て来る程度の時間浸り全身を温める。（熱いお風呂はお薦めしません。）

・カイロを使って腰を温める。

・カイロを腰＋お腹や背中にも使用し体全体を温める。

・体を冷やさないように腹巻・ネックウォーマー・レッグウォーマー等を使用する。
・生鮮食品売り場等冷えている所に行く場合、カーディガン等の上着を着て冷えを防止する。

・冷房に直接あたる、寒い場所に長時間いるなど、体が冷えて血流が悪くならないように注意する。

急性腰痛も慢性腰痛も対処方法を間違えれば、症状が悪化し椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・腰椎すべり症・等々へと進行してしまう場合がありますので根本改善がお薦めです。

 

誤解しないで

「冷やす・温める」は対処方法であり根本改善ではありません。

・2回以上ぎっくり腰になったことがある

・3年以上前から何度も腰痛を繰り返している

・自分でも体が歪（ゆが）んでいると感じる

・悪い姿勢と分かっていても悪い姿勢が楽

など当てはまる方がいらっしゃると思います。

もちろん痛み改善に冷やしたり、温めたりする対症療法も大事ですが一番重要なのは根本改善ですね。

根本原因が残っていれば腰痛再発はもちろんの事ですが、椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・腰椎すべり症・等々へと悪化してしまう場合や、腰をかばいながらの生活で他の場所に負担が掛かり肩や首の痛み・頭痛・股関節・ひざの痛みや変形の原因になりますので、根本改善がお薦めです。

 

根本改善院の選び方

・しっかりお体の状態を聞く

・細やかな検査

 

・分かりやすい検査結果説明

・アフターケア指導

この様な根本施術を行っている施術院を選び、根本改善する事をお薦めします。

詳しくは当院の「ご利用者様の声」をご覧ください。

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