〇なぜ、整体で根本改善できるの?

整体って?

整体の意味

 

読んで字のごとく「体を整える」を指す東洋医学

東洋医学=不調には根本原因があり体全体を調べ・整え・不調を改善する、との考え


一方、内科・外科・皮膚科・産婦人科・等々場所ごとに分ける西洋医学ですね。

西洋医学=不調の原因はその場所にある

との考えの違いがあります。

 

例えば西洋医学で腰痛は、腰の筋肉の問題?腰椎椎間板の問題?腰椎の変形問題?等々腰を検査します。

一方、東洋医学では「腰へ痛みのサインが出ている、この原因は足首の問題? 膝の問題? 股関節の問題? 骨盤の問題?」等々の身体全体を検査し腰痛の根本原因を改善していきます。

 

腰痛だと腰にばかり目が行きがちですが、根本原因は他にある事がほとんどです。

(20年以上腰痛の施術をしていますが、腰だけが原因の方は数人しかおりません。)

 

さてこれは、どういう事でしょう?

 

体の1ヶ所に異常があると、必ず他の所に影響が出ます。

これはセーター理論とも呼ばれていますが、セーターの1ヶ所を引くと反対側まで影響が出て歪みますが、それに非常に似ています。

もちろん強く引けば歪みも大きくなりますし、引く場所を2ヶ所・3ヶ所と増やせば複雑に歪(ゆが)みます。

 

東洋医学の例

「検査結果では腰痛の根本原因は足首・ヒラメ筋・半腱様筋・梨状筋・骨盤なのでここを施術しましょう。」

と見ていきます。

この様な考えから体全体を見て根本改善していきますので、東洋医学の考えで体を見ないと分からない事も多々あります。

 

なんだか西洋医学批判に聞こえそうですが、そうではありません。

重症で一刻も早く手術を必要とする方もたくさんいらっしゃいますので、西洋医学、東洋医学どちらか一方に偏り過ぎず、メリット・デメリットを見極めしっかり選ぶ必要があります。

 

ですので、マッサージ・電気療法・湿布・塗り薬・等々で良くならない方は、他に原因があるかもしれません。

 

痛みや重苦しい・だるい・等があり、薬やマッサージで一時的に良くなっても再発を繰り返している場合は、上記の絵の歪(ゆが)んだ状態が長期間続き、形状記憶合金の様に体に歪みが記憶され、体は「今の状態が正常」と誤った判断をしてしまい自分の力で正しい状態に戻すのは困難になっている可能性があります。

 

この形状記憶をホメオスタシス(恒常性維持機構(こうじょうせいいじきこう))と呼びますが、

ホメオスタシスは良い方向、悪い方向どちらにも働きます。

 

正常なホメオスタシスは、例えばあなたがカッターで指を切った時を想像して下さい、開いた傷口近づけ絆創膏などを貼り傷口を清潔な良い状態に保てば、体は勝手に元の状態に戻してくれます。

あなたが一生懸命に指に集中して「血を止めよう」「皮膚を元に戻そう」「傷ついた筋肉を元に戻そう」などとは考える事はなく、全自動で勝手に怪我以前の状態に戻してくれます。

 

この仕組みの総称をホメオスタシス(恒常性維持機構(こうじょうせいいじきこう))と呼んでいます。

 

しかし、切った指の傷口を不潔にしたり、傷口が開いた状態で放置すると修復は遅れミミズ腫れの状態に修復されます、これはホメオスタシスが崩れた状態です。

 

正常なホメオスタシスでは骨盤が歪(ゆが)んだり、筋肉や筋膜が多少固くなっても正常な状態に戻してくれます。

しかし、骨格や骨盤の歪みや筋肉や筋膜が固い異常な状態が続くと、体はこの「異常状態が正しい状態」と体は認識してしまいホメオスタシスが崩れた状態が続くのです。

すると、肩こり、腰痛、背中の痛み、膝痛、等々として感じ始めます。

では、骨格や骨盤の歪み・筋肉や筋膜が固い異常な状態(ホメオスタシスが崩れた状態)はなぜ起こるのでしょうか?

 

例:長時間のパソコン・スマホ・足を組む・あぐら・体育座り・横向き寝・ゲーム・お姉さん座り・猫背・横座り・前かがみ・等々が挙げられます。

体育座りあぐら横座りスマホ猫背

これらにより骨格や骨盤の歪みや、筋肉・筋膜の異常が少しずつ進行し、初めは軽い症状だったものがどんどん進行します。

 

例として

 

「少し違和感を感じる」

     ↓

「だるい、重苦しい」

     ↓

「動かすと痛む」

     ↓

「何もしなくても痛い」

 

の様に徐々に進行していきます。

また、改善される時はこの逆順をたどります。

 

このホメオスタシス異常を正常に戻すにはどうすれば良いでしょう?

 

骨格・骨盤の正しい位置と筋肉のバランスを正常にする事がホメオスタシスを正常に導くためには重要です。

 

根本改善には適切な施術・施術期間と回数・日常生活改善、等々が必要になってきます。

 

最後までお読みいただきありがとうございました